甘辛い醤油ベースのタレが焦げて香ばしくなったところで肉や魚や野菜をつけて食べる……絶品の焦がし醤油フォンデュ!
日本には全国各地に醤油メーカーがあったりします。もちろん、東京にだってあるのです。
今回は町田市にある「にほんいち醤油」を売っている「岡直三郎商店」が運営している「醤油料理 天忠」へと行ってきました。いやー、前々からものすごく行きたかったんですよね。何せ、醤油料理ですよ醤油料理!
わくわくしながらのれんをくぐります。
まあ、まずはお酒ですよね。お酒。
ここの運営元である「岡直三郎商店」さんと親戚関係にある滋賀県の「岡村本家」の金亀をいただきました。まずは本醸造からです(このあともたくさん飲みましたが写真撮り忘れました)。竹筒できました!
そして、お酒を頼むとお通しがきます。
逆に言うと、お酒を飲まなければお通しがつかないのですね。お酒を飲まない人にも安心です。まあ、僕はたらふく飲んじゃったのですが……
テーブルにお醤油差しがあるお店は珍しくありません。というか、多いでしょう。
でも、2種類の醤油があるお店は珍しいのではないでしょうか?
一番しぼりはいわゆる濃口醤油です。普通のお醤油と考えるといいでしょう。でも一番しぼりだから鮮度がいいというわけですね。
もうひとつの二段仕込みとは「さいしこみ醤油」のことになります。簡単に言うと造るときに、水の代わりに醤油を使って造るお醤油なのです。醤油で醤油を造るので、二段仕込みなのですね。とても濃くてお刺身とかとよく合う醤油なのです。
まあ、醤油うんちくはこのぐらいにして。早速料理にいきましょう!
まずは丹沢大山豆腐もろみ添え。
この豆腐をこんな風にしてもろみを載せたり薬味を載せたりしていただきます。
うまい!
きゅうりのもろみ添えもいただきます。
もろきゅー!
そして、やっぱり醤油を味わうためにお刺身も頼まなければなりませんよね。もちろん頼みましたとも。
これを、さきほどの2種類のお醤油でいただくのです。
二段仕込み醤油(さいしこみ醤油)はまぐろとかかんぱちを、一番しぼり(濃口醤油)は他のとの相性がいいとのこと。あ、左が一番しぼり、右が二段仕込みです。
さて、ここでいよいよ本命の焦がし醤油フォンデュの登場です!
こんな感じのタレをその場で火をつけて温めます。
だんだん温まって、沸騰してきます。沸騰すると色がちょっと変わるのですぐわかりますね。焦げた部分が沸騰して上に出てきたのかな?
香りも強くなってまいりました!
このタレを、フォンデュまたはしゃぶしゃぶのように、具材につけて食べるのです。
今回頼んだ具材はこちら。
これをこうして、火が通り過ぎないように……
うまい!
まぐろだけではなく、お肉だっていただいちゃいます。
ああ、美味しい……
まぐろや豚も美味しいのですが、特に野菜との相性が抜群すぎます。
醤油ベースの甘辛いタレが焦げて香ばしくなり、そこに野菜の甘みがあわさってもう絶品! うまい!
というわけで、追加のお皿は野菜の盛り合わせを中心にお願いしました。いや、ほんとお野菜が美味しくて美味しくて。赤こんにゃくとかも美味しかったです。
その合間にこっそりかき揚げを頼んだり
はもの天ぷらも頼んでみたり
それはそれは美味しいひとときを過ごしました。
そして最後の〆は、じゃこご飯!
これがまた美味しいの何のって。
本来は大根おろしはつかないのですが、お店の人にお願いして大根おろしをつけてもらいました。いやー、その、じゃことかと大根おろしがとても好きなんです。わがまま言ってすみません。
とにかくですね。焦がし醤油フォンデュ。これにつきます。
オススメは野菜でしたが、もちろんお肉でもお魚でもどっちでも美味しかったです。もろきゅーのきゅうりとかをこっそり焦がし醤油フォンデュのタレにつけて食べたりしていたのは内緒です。ああ、どうにかして持ち帰りたかった……
ちなみに結構お値段リーズナブルです。我々は料理だけじゃなく、日本酒を瓶でばんばん頼んだのに、1人5000円ぐらいでした。そんなに飲まない人だったらおそらく3000円ぐらいじゃないでしょうか。
というわけで、醤油好きもそうでない人も、大満足なお店です。町田に行ったら是非に!
【醤油料理 天忠】
住所:東京都町田市中町1-3-4
電話:042- 739-1303
営業時間:11:30〜15:00 17:00〜22:30(平日) 11:30〜22:30(土日祝)
定休日:無し
(※)これらの写真は全てミイルで撮っています
投稿者:杉村 啓 ミイルアカウント:mumu カテゴリー:食べたい!コラム