「○○の△ヶ条」というものをよく聞きますよね。今回は、そういったジョークの、料理の世界版を紹介したいと思います。

これは、湯島にあるロワゾー・ド・リヨンというお店のテーブルクロスに書かれていたものです。ちなみにこのお店は料理もケーキもとてもおいしいので、そちらも近々紹介したいと思っています。

LE REGLEMENT DU CHEFと書いてあるものの、僕にはフランス語である（あと、CHEFがシェフである）ことぐらいしかわかりません。

幸いなことに、横に日本語訳が書かれているのでそれを書き写して見ましょう。

シェフとは……

 

１．シェフとは、神である。

２．シェフとは、いかなるときも絶対である。

３．たとえ見習いが正しくとも、条文1を思い出せ。

４．シェフとは、ただつまみ食いをしているのではなく、味見をしているのである。

５．シェフとは、ただ飲むのではなく、味わっているのである。

６．シェフとは、ただ眠っているのではなく、休んでいるのである。

７．シェフとは、決して手抜きをしているのではなく、ただ自制しているのである。

８．シェフとは、決して自分の仕事を離れているのではなく、ただ呼ばれるから離れるのである。

９．シェフとは、決して秘書と話し込んでいるのではなく、ただ訓育しているのである。

10．シェフとは、決して、仕事中新聞を読んでいるのではなく、ただ勉強しているのである。

11．雇われ人の意識でやってくるが、キッチンに入るやいなやシェフとなる。

12．シェフとは、パンツ一枚でも、シェフである。

13．シェフの陰口を聞いた時は、ボーナスは減るものと思え。

14．シェフとは、常に、皆の事を考えなくてはならない立場にある。

すばらしいですね。まさに神と言えます。

僕も何か失敗したら「条文1を思い出せ」とか言ってみたいものです。まず間違いなく怒られますが。

もしくは「編集長は、ただ酔っ払っているのではなく、酒と対話しているのである」とか何とか理屈をつけて仕事中にがんがん飲んでいきたいです。怒られますが。

ほかにもこういう「○○の△ヶ条」のようなネタがあれば紹介したいと思います。ご存じの方がいたら是非教えてください。

【ロワゾー・ド・リヨン】

住所：東京都文京区湯島3-4-12
電話番号：03-3831-9901
営業時間：10:00〜21：00　喫茶（本店2階）11：00〜19：00
定休日：なし（夏期休暇あり）

ロワゾー・ド・リヨン公式ページ

（※）この写真はミイルで撮っています